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2019年7月15日月曜日

【報告】特別支援学習会の第10期がスタート!


特別支援学習会の第10期がスタートしました。
第1回目の参加者は39名。
盛会に終了いたしました。

これで参加者は延べ1,600名を超えました。

第10期のテーマは不適応行動。
「行為の分類」
「アセスメントの仕方」
「適切な対応を学ぶ」
をセットで、3回の講座で学びます。

教室での問題や困ったことは、
「不適応行動」から起こる
と考えられます。

それらをスムーズに解決し、
子どもも教師も落ち着いて幸せに過ごせる対応法を学んでいきます。

第10期は新規参加の方がとても多いです。
「自らが対応を学び、子ども、学級をよくしていこう。」
そのような意識の高い先生方がたくさんいらっしゃることが心強いです。

以下、報告です。

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特別支援学習会 第10期(1回目)

◆日時 令和元年6月14日(金)19:00~21:00

◆場所 札幌市厚別区民センター 視聴覚室

◆テーマ「不適応行動の分類(注意喚起、要求、逃避、自己刺激)」
     不適応行動は注意するのではなく、正しい知識を得た上で原因を分析する。

◆講師 高杉祐之(江別市公立小学校教諭)
    太田千穂(江別市公立小学校教諭)

◆講座内容

【講座1】19:00〜19:20 (高杉先生)
プレイバック講座「ADHDの子どもの具体例と実際の対応(注意喚起行動への対応)」

【講座2】19:20〜19:50 (高杉先生)
不適応行動の分類(注意喚起、要求、逃避、自己刺激)
不適応行動は注意するのではなく、正しい知識を得た上で原因を分析する。

【休憩】19:50〜20:00

【講座3】20:00〜20:10(太田先生)
事典の活用講座「じっとできない、しゃべり続ける子」

【講座4】20:10〜20:25(高杉先生)
子役付き模擬授業「じっとできない、しゃべり続ける子がいる場合」

【講座5】20:25〜20:40(高杉先生)
Q&A

◆参加者
一般  29名
事務局  8名
講師   2名
計   39名

◆アンケートから

(1)高杉先生の講座は受け続けることが大切だと今日も感じました。プレイバック講座ははじめに受けていたときは知識を得ることで精一杯だったのですが、続けていくことで同じ内容であっても受け手としての見え方、考え方がかわってきていることがわかります。「学級経営上の対応とその特性への対応を区別する」ということは、職場で確認しなければいけないなと思いました。今回も子役つき模擬授業も授業をする上で大切なコードを見つけることができました。QAもとてもよかったです。(小学校 男性)

(2)怒鳴っても意味がないこと、指導する上で一時に一事を目標に、授業していきたいと思いました。嫌なことから逃げることや、実際に現在もっている子どもたちに似ている行動が多くあり、今後の対応の仕方を考えることができたと思いました。(小学校 男性)

(3)本日の講座の中で、今までのことを考え直すきっかけとなりました。怒ってはだめだと分かりながら、その子の行動をとめるために声を大きくしてしまうことが何度もあります。ADHDの子のみとは分かりますが、もっと適切な対応ができるようになりたいと思いました。本日学んだことを月曜日からの子どもたちとの関わりに生かしていきたいです。(小学校 女性)

(4)自分の学級を思い浮かべながら「あぁ〜…」と、思い当たる節が数々…。反省…という感じでした。でも、ここで得たこと、本、DVDが来週からの指導のヒントになる、と思うと、「やるぞー!」とやる気がムクムクでてきました。(小学校 女性)

(5)支援が必要な子のアセスメントを十分にとって対応することが大切だと再認識しました。もし、アセスメントの取り方がまちがっていたらと思うと、ぞっとします。そのために多くの知識を得ることは大切だと思いました。(小学校 女性)


◆【第10期】今後の日程

【第1回】(終了しました)
【第2回】8月19日(月)不適応行動のアセスメント
【第3回】9月27日(金)不適応行動への対応