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2021年10月13日水曜日

【報告】石狩オンラインセミナー10/8〈教師の仕掛け技〉

10月8日(金)20時よりオンラインセミナー
「子どもの活動量を保障する教師の仕掛け技」
を行いました。

30名の方にご参加いただきました。
ありがとうございました。

授業の質を担保する基本的な活動の選択。
そして、その順番を組み立てる。

授業の「システム」という概念は、言うは易く、行うは難しです。
講座を通して改めてその意味を考え直したセミナーとなりました。

石狩代表の高杉先生は、
「工場の生産ライン」「パッケージ」
を例にして解説しています。

システムを理解するには、まずは丸ごとやってみる。
そうして、システムの効果を経験することも大切です。

そこで、子どもに合わない、うまくいかないなど不具合があれば、活動を入れ替え、部分を修正する。
そのためにも、私たちは学び続け、たくさんの引き出しを得る必要があります。

NPO TOSS石狩では、今後も皆様とともに、
「インプット」「アウトプット」
両方の機会を共有できるよう企画していきます。

11月からは下半期の講座もスタートします。
また皆様と交流し、学ぶ時間がもてましたら幸いです。

(セミナーHPはこちら)
https://sites.google.com/toss2.com/ishikari-onlinesemi/2021%E4%B8%8B%E5%8D%8A%E6%9C%9F%E3%81%AE%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8


以下、報告です。

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オンラインセミナー
「子どもの活動量を保障する教師の仕掛け技」

1 日時
  10月8日(金)20:00開始 20:15終了

2 会場
  Zoomによるオンラインセミナー

3 講座内容
  講座1「音読指導のシステム」(在田)
  講座2「理科実験のシステム」(在田)
  講座3「器械運動のシステム」(紫前)
  講座4「歌唱指導のシステム」(石田)
  講座5「Q and A」(高杉)

4 日程
  19:45 参加者入室開始
  20:00 講座1「音読指導のシステム」
  20:15 講座2「理科実験のシステム」
  20:30 講座3「器械運動のシステム」
  20:45 講座4「歌唱指導のシステム」
  21:00 休憩5分
  21:05 講座5「何でもQandA」
  21:15 終了

4 参加者

  30名(一般24名 事務局・講師6名)

5 参加された方の感想

(1)
先生方が授業をしっかり構築されながら取り組んでいるのだと良くわかりました。これがどこの学校でもスタンダードになっていくことを願っています。

(2)
理科の実験をするとき、今までは教師が黒板に書いたものを写させていましたが、子どもたち自身に考えさせる活動が必要だと感じていたので、ノート作りに挑戦しようと思いました。どのようなノートを作るのか、何をどこに書くのか分かりやすかったです。学校のルールで、なかなか歌唱指導ができていません。音楽の授業が盛り上がらず困っていました。自由に歌ったり、楽器を弾いたりできるようになったら、今回教えていただいた歌唱指導を実践したいと思います。どのような活動を、どの順番で行うのか、どのような声を掛けるのかよく分かりました。

(3)
システム化することで、子ども達の自立心も育てることになることがわかりました。来週から意識して実践します。

(4)
授業のシステム、音読指導では〇10個の良さをあらためて感じました。「両手で持って、教科書立てる」などまだまだ徹底できていない部分が分かったので来週からまた指導して力をつけていきたいです。体育では、ゲーム的要素を入れて運動量を上げる、飽きさせないことが必要だと感じました。歌唱指導では、具体的なイメージができてありがたかったです。

(5)
順番や対応の仕方は自分の学級の子供をよく知り、改善を積み重ねていくことで向上させていきたいと思いました。思ったことをすぐに口に出してしまう生徒はうちの学級にもいます。ADHDとASD合併しています。心の声がダダ漏れ、という状態がなかなかなおりません。絵に描いて見せる方法、試してみようと思います。

(5)
学校での問題への対応方法を聞くことが出来てちょっとでも参加できてよかったです。

(6)
授業のシステムについての講座を受けて,システムについてとても勉強になりました。音読と実験のシステムは聞いたことがあるものもあったのですが,細かなところがわかっていなかったので,指導を見直す機会になりました。マットの評定の時に,教師がどこに立つか,マットをずらして並べることなど,これからの体育の時にやっていきます。音楽の歌い方,声の出させ方など,とても勉強になりました。授業をする機会があったらやってみたいです。システムのたとえがわかりやすかったです。

(7)
在田先生の「音読指導」の講座が大変参考になりました。「巻き込んで読む」は教室でもやっているのですが、姿勢や教科書を持つことをおろそかにしてしまっていたので、だれてしまうことが多かったです。細かなところにも気を配りながら再チャレンジします。

(8)
マットの運び方、評定、鉄棒の待たせ方、向きなど、目から鱗の指導ばかりでした。これからマットや鉄棒が始まるので、実践していきたいです。

(9)
体育の準備、片付けでも評定ができるという発想はありませんでした。リレーによって運動量アップになることも新たな学びになりました。取り入れていきたいです。QAでは子供のよくない行動への対応について、スキルを入れるという考え方を知ることができました。スキルを入れる、できたら褒めるということを繰り返していきます。

(10)
音読システムの「テスト」の方法を知ることができたのが新たな学びでした。個別評定が大事ですね。理科実験システムの「ノートづくり」で子どもの実物ノート画像を見せて頂いたのが分かりやすかったです。びっしり書いたノートは手が届かないのですが、一般的な子どものノートは、実践できそうでいいなと思いました。器械運動のシステムは、鉄棒のくぐり方で片手を添えること、マットの入り口と出口を教えることなど、具体的な指導が良かったです。歌唱指導システムは、たけのこ歌い、タッチ大作戦が良かったです。やってみようと思います。