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2022年9月18日日曜日

【報告】特別支援学習会Web「アセスメント」を開催



9月16日、高杉祐之先生を講師に
NPO TOSS石狩主催の特別支援学習会Webを行いました。
2022上半期4回目でした。

テーマは「アセスメント」。
授業中に、どのようなアセスメントが取れるのか、授業の映像をもとに、詳細に学びました。
また、子どもの様子や動きの変化などを細かくとらえるための練習についても、実演を交えて紹介していただきました。

授業の第一声や子どもとの会話内容まで思い出して再現すること。
そのような作業を毎日、自分に課している高杉先生。

高杉先生の語る数々の事例や教え子のエピソードは、分かりやすく、イメージしやすいと参加者にも好評です。
そのような臨場感たっぷりの語りの裏には、子どもを捉えるアセスメント力とともに、修業に支えられた高い再現力があるのだということを、今回の講座からも感じました。


2022年度[下半期]の講座が決まりました。
テーマは「子どもの実態に合わせた授業の組み立て方」です。

支援の必要な児童を授業に巻き込む。
それは「全体」と「一人一人に合った」授業の流れを、
教師が同時にコーディネートしなければ実現しません。

高杉先生はその全体像を「タイムライン」と表現します。
タイムラインの上で、授業全体の流れとつまづきへの個別支援をどのように両立させるのか。
子役付きの模擬授業と目から鱗の解説で、分かりやすく、実践的にお伝えします。

下半期も「リアル会場」「オンライン会場」のハイブリッド開催です。
ぜひ、ご参加ください。

<下半期講座日程>
①11月11日(金)19:00-20:45
②12月 9日(金)19:00-20:45
③ 1月20日(金)19:00-20:45
④ 2月17日(金)19:00-20:45

まもなく申し込み受付を開始します。
以下、報告です。

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2022年上半期 特別支援学習会④
授業での見取り方<読むこと、算数の学力を見取る>

1 日時
  令和4年9月16日(金)18:30開始 20:45終了

2 会場
  リアル会場:江別市大麻公民館 視聴覚室
  オンライン会場:Zoom

3 講師
  高杉 祐之(NPO TOSS石狩 代表理事)

4 講座内容

第1講座 アセスメントに必要な技能〈放課後の孤独な作業〉
第2講座 アセスメントの基礎知識 授業での見取り方
第3講座 模擬授業で実際のアセスメントをとる
第4講座 事例検討
第5講座 QA

5 参加者

 67名

 ①リアル会場    9名(一般3名 事務局5名 講師1名)
 ②オンライン会場 30名(一般のみ)
 ③動画配信    28名

6 参加者の感想(アンケートから)

(1)
アセスメントの取り方、動画で実際の場面を見せて頂けたので、より分かりやすかったです。自分も教室の子ども達を観察した時に、具体的な事実をつかめるようにしていきたいと思いました。放課後の孤独な作業を少しずつ繰り返し、その日のうちに子ども達との会話が思い出せるようになりたいと思いました。事例検討での対応の仕方がなるほどなぁと思いました。アセスメントの取り方、考えられる症状などがたくさん出てくるのがすごいなぁと思いました。

(2)
異動して、思考が停滞し、迷いを感じており、昨日回覧の高杉先生のチラシを見て、高杉先生の明快な姿や、明確な言葉を浴びようと思い、参加しました。思考が整理され、明日やるべきことが明確になりました。また参加させていただきます。

(3)
子どもの座席や時間割を思い出せなかったです。要するにちゃんと見てないんだな〜と痛感した2時間でした。"写真のようにとらえる"練習、ぜひやってみます!質問にも答えていただいて、ずっともやもやしていた部分が、少し整理されてスッキリしました。充実の2時間でした。

(4)
良くない行動をしている子への対応として、ただ「駄目」と伝えるのではなく、無視をしたり、その行動をさせないようにするために違う行動を組み入れたり、楽しく切り返してみたりするなど、こだわりがある子への対応が参考になりました。また次回の講座にも参加させていただきたいと思います。

(5)
通知表や会議の提案文書作成などで疲れ切った1週間でしたが、頭が覚醒する貴重な学びの時間になりました。特別支援学習会に長く参加させていただいて少しずつ支援を要する子どもたちへの対応が分かった気持ちになっていました。しかし、今日は自分が全然わかっていないのだと改めて確認する機会になりました。地道な努力なくして、アセスメントの力をつけることはできないとの言葉、心に響きました。長くオンラインの講座ばかり続いていたので、子役付き模擬授業がとても新鮮に映りました。

(6)
今回もとても勉強になりました。事例検討では、どのような対応が考えられるのかZOOMでも話し合うことができて、とても良かったです。子どものアセスメントの仕方は、いろいろなやり方があるなと思いました。また観点がわかることで、見方が変わるのだなと思います。

(7)
最後のQAで、「楽しいことをしたいから(子どもは問題行動を)やめる」という高杉先生のお考えがとても印象に残りました。現在担任しているクラスにも、人の揚げ足を取ってしまう児童がいます。つい注意をしがちですが、今後はその子が(楽しみながら)行動を変容したくなるような声かけや取り組みを考えていきます。

(8)
今回もとても面白い講座でした。これからもたくさんの知識をつけていきたいです。

(9)
模擬授業で、普段の目の動きで子供と顔を合わせるという微細な技術は大変勉強になりました。自分もやってみたいと思いました。映像だけでは、気づけないリアルなことだったので、このような体さばきを身につけようと思いました。

(10)
初めての参加でした。特別支援学級を担任しているため日頃の指導に生かすことができればと思い参加しました。後半の事例学習が特に参考になりました。もう少し多くの事例から、様々な先生方の意見を聞くことができるとよいと感じました。また機会があれば参加したいと思います。

2022年9月13日火曜日

【報告】特別支援学習会Web「アセスメント」を開催

8月19日にNPO TOSS石狩主催
高杉祐之先生を講師に特別支援学習会Webを行いました。
2022上半期3回目です。

今期のテーマは「アセスメント」

初のハイブリッド開催でした。
リアルでの講座は緊張感、臨場感が段違いですね。
ご参加いただいた方のアンケートからも、そのことが伝わってきます。
今後はオンラインの方とのやり取り、配信の質を高めるなど、
さらなるパワーアップを目指していきます。

次回は9月16日。
今回もリアル開催を予定しています。
もちろん、ZOOM参加もOK。
楽しい学びの機会をぜひご一緒しませんか。

以下、報告です。

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2022年上半期 特別支援学習会③
給食・掃除中での見取り方<学級のルール定着を見取る>

1 日時
  令和4年8月19日(金)18:30開始 20:45終了

2 会場
  リアル会場:江別市大麻公民館 視聴覚室
  オンライン会場:Zoom

3 講師
  高杉 祐之(NPO TOSS石狩 代表理事)

4 講座内容

第1講座 アセスメントをとるのに必要な技能

第2講座
パート1 アセスメントの基礎知識 給食時間・掃除中の見取り方
パート2 模擬授業から実際のアセスメントをとる

第3講座 事例検討

第4講座 QA

5 参加者

 67名

 ①リアル会場   16名(一般11名 事務局4名 講師1名)
 ②オンライン会場 36名(一般29名 事務局7名)
 ③動画配信    15名

6 参加者の感想(アンケートフォームから)

遅くなりましたが、8月19日学習会。
リアル参加者の感想です。

(1)
初めて参加しましたがとても勉強になりました。給食時間の子どもの見取り方等普段意識していないことが多かったのでニ学期に意識していきたいと思います。セロトニン…のことも含め、見方、声のかけ方、指示の出し方で子どもの行動や思考がプラスに変われるんだなと感じました。

(2)
今日は参加できてよかったです。数年前の自分を思い返しながら、模擬授業に参加していました。まだまだ知識・技能が足りないなと感じています。子どもたちのアセスメントをとっていくこと、自分の指導をふり返り記録をのこしていること・・・しっかり取り組んでいきたいです。

(3)
久しぶりのリアル開催で、心地よい緊張感もあり、とてもよい学びとなりました。給食時間だけでも、あんなにもたくさんのことが見取れるのは驚きでした。当たってなくてもいいから、たぶん、こうなんじゃないかなと見取ることで、授業中の指示や、休み時間の様子にも生かしていけそうだなと思いました。子どもを見る視点が定まると、こちらにも余裕が生まれ、すぐに叱ってしまうような教師にはならずにすむような気もしました。

(4)
久しぶりのリアル。わくわくドキドキの時間でした。リアルはやっぱり楽しいです。給食時のアセスメント、来週やってみようと思いました。又、来週から特支2年生4人で国語を一緒にやろうと考えているので、たけのこ読みスローでちょっとやってみたくなりました。点数化は盛り上がりますが、イラっとしそうな男児もいるので勇気がいりますね。模擬授業も、すっごく楽しかったです。Qにも答えて下さりありがとうございました。

(5)
やっぱりZOOMよりいいな〜と思いました。給食だけで、あんなに見とれるとは・・・。そういわれればそうだわ〜と思うことがたくさんありました。

(6)
リアル会場での講座はやっぱりいいですね。セロトニン5の実演なども、リアルだからこそできることがあります。実習など直接体験する方が、体で覚えることができるので、教室ですぐに使えるようになると思います。子役付きの模擬授業は、介入があることで、とてもわかりやすくなります。なぜそのような指示を出すのか、どのように対応したらいいのか、など具体的に教えてもらえるので、納得します。

(7)
職場にも大変なお子さんがいますが、授業が大切ということがわかり、やはり、そこが大切なんだと納得しました。

(8)
高杉先生の話術に引き込まれ、2時間があっという間でした。今回の大きなまなびとして「違和感を感じる」ことの大切さを知ることができました。

(9)
子どもの違和感を感じ取るポイントが、とても具体的で分かりやすかったです。給食時間の中でのアセスメントを活用して、担任と情報共有しながら指導できるように努力していきたいです。リアルを初めて参加しましたが、雰囲気がすごいです!

(10)
子どもへの対応方法が広がったなと感じます。自分になかった知識が学べることができて良かったです!楽しかったです。

(11)
考え及ばないことがたくさんありました。何となく違和感を覚え、なんとなく見とっていたことにたくさんの意味があったなんて、知りませんでした。今日、改めて自分が全くできていないと感じました。修業し直しです。