特別支援学習会《第8期》最終回。4回目のテーマは
「問題行動の分析の仕方~正しい分析から正しい対応へ」
でした。
41名の参加。
参加者同士で分析を交流したり、事例を検討したりと
「頭をフル回転」
で学びました。
第3講座では特別講師に佐藤満雄先生をお迎えし、
ICFについてご紹介いただきました。
原因をその子に求めず「環境」の因子を整えていく。
これまでの学習会でも繰り返し語られてきた
「子どもを温かく見る」
という思想。
ICFの考え方を学ぶことで、さらに強く共有する事ができました。
第8期も盛会のうちに終了。
10月からは第9期がスタートします。
テーマは
「目線の技能の徹底解説」
そして、
「支援の必要な児童が複数いる場合の対応」
です。
第9期もぜひご期待ください。
以下報告です。
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特別支援学習会 第8期(4回目)
■日時:平成30年8月31日(金) 19:00~20:45
■場所:札幌市白石区民センター(集会室A)
■テーマ『特別支援の基本を習得する!』
第4回…問題行動の分析の仕方~正しい分析から正しい対応へ
■講師
佐藤満雄 先生(元北翔大学 教授・元北海道立真駒内養護学校 校長)
高杉祐之 先生(江別市公立小学校 教諭)
■講座内容
【講座1】 19:00~19:20
小嶋式ABC行動分析シートの使い方(高杉先生)
【講座2】 19:20~19:50
事例演習(高杉先生)
【講座3】 20:00~20:30
障がいのとらえ方の変化 ICFの障害感(佐藤先生)
【講座4】 20:30~20:45
Q&A講座(佐藤先生・高杉先生)
■参加者
一般 29名
事務局 10名
講師 2名
計 41名
■アンケートから
(1)
ICF、初めて聞きました。「環境」という考え方目から鱗でした。でも(高杉先生の話でも出ましたが)、担任が変わって昨年までは何ともなかったのに今年は不適応行動が出てきたと言うことが実際にあったので、「環境」というのは大きなと思いました。ICFの概念はよく理解できなくても、「自分も環境の因子」という意識を持ちたいと思いました。(小学校 女性)
(2)
演習形式の講座は頭フル回転で、よかったです。ICFをもっと知りたくなりました。(小学校 男性)
(3)
ABC行動分析シートは、今、担任している子(数名)にやってみようと思います。やってみて、違う対応であれば修正していきながら、その子たちの自尊感情が少なくても低下しないようにしていきたいと思います。勉強になりました。(小学校 男性)
(4)
ABC行動分析は職場で研修に使ったことがありましたが、日常化することが大切だなと思いました。すぐ使えるようコピーして常備しておきます。「子どもから見ると教師はグレー」なるほどと思いました。そういう事例がよく見られるなと思います。佐藤先生の講座、大変勉強になりました。ICFを初めて知りました。ICFの視点で見たときに様々なfactorで解釈できることがわかりました。学校の現場にも取り入れて活用してみたいと思います。そうなった時、地域、他機関との連携もカギになると思いました。先生のサイトをもう一度拝見して学びたいです。(小学校 男性)
(5)
ABC行動シートの活用と研修として使えるということがわかりました。特別支援の対応を校内で一貫してできるようにするためにシートを活用していきたいと思いました。(小学校 男性)
■【第9期】の日程
第1回…10月26日(金)
第2回…11月16日(金)
第3回…12月 7日(金)
第4回… 2月22日(金)