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2022年1月8日土曜日

【報告】特別支援学習会WEB「ODDのアドバルーンを予防する」



特別支援学習会Web下半期3回目を行いました。

テーマは予防。
今回は「ODDのアドバルーンを予防する」です。
ODDと見られる本人への対応、とともに大事なのが
周りの子ども達、への指導です。
学級を安定させるための必要なことを
具体的に学ぶことができました。

不登校からのドキュメントは第2弾。
子どもの状況を見極め、保護者と協力しながら、
良い結果に導いていく、その過程を詳細に教えていただき、
喜んでいる子どもや保護者の方が思い浮かぶようでした。

次回の特別支援学習会Webは2月です。

2月10日(木)20:00-21:15
【勉強が苦手なSLDの子どもの「わからない」を予防する】
【どんな保護者も信頼を寄せる高杉先生の保護者対応その2】


(申し込みフォーム)
https://forms.gle/JcNAASLB1BTUgLFW9

また、3月にはオンラインセミナーin石狩も実施します。
テーマは「子どもが知的に満足する授業システム」です。
こちらもぜひご参加ください。

以下、報告です。
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〈下半期 特別支援学習会Web③〉
「ODDのアドバルーンを予防する」

1 日時
  令和4年1月7日(金)20:00開始 21:15終了

2 会場
  Zoomによるオンライン学習会

3 講師
  高杉 祐之(NPO TOSS石狩 代表理事)

4 講座内容

20:00 講座1
【本当は理解してほしいODDの子どものアドバルーンを予防する】

20:25 講座2
【不登校からの生還ドキュメントその2】

20:44 休憩
20:49 講座についてのQA
21:15 終了

5 参加者

  60名(一般51名 事務局8名 講師1名)

6 参加者の感想(アンケートフォームから)

(1)高杉先生のお話を聞いて、自分は本当に子供が見えてない、子供を見ていないのだと思いました。子供の様子、取り巻く状況、対応の検討と実践…自分はきめ細かさに欠けます。もっと細かく分析して実践しようと思いました。

(2)具体例があってイメージしやすかったです。学級に似た子がいるので参考になります。

(3)今関わっている特別支援学級の児童のことを思い浮かべながら第一講座聞いていました。何事も授業、教材、作業量を考えることが大事だと改めて感じました。授業作り、教材研究頑張りたいと思います。

(4)ODDの子どものアドバルーンの予防の仕方がとても参考になりました。まずは授業ありきということで改めて自分の授業を見直そうと思いました。

(5)ポイントのうち「信頼関係」は、1学期・2学期と進むにつれて「作れているだろう」と思っていたかもしれないと気付きました。3学期は数週間ですが【一緒に遊ぶ】ということを多くやってきたいと思いました。「低刺激」で話すことを意識してきましたが、3学期はこれまで以上に気をつけていきたいです。QAでは【他の児童にモヤモヤを残さない】というお話が特に印象に残りました。これも現在の学級、4月からの学級の指導に生かしたいです。

(6)ODDの対応で、当事者だけでなく、学級全体の(学級経営での)対応まで踏み込まれている点が、すごく参考になりました。どうしても、その子に対応するという特別支援教育の研修が多い中で、予防の観点や他の子も見据えた上での視点が参考になりました。また、不登校の事例については、さまざまな科学的な視点を用いながら、冷静に分析され、対応方針を明確に出されているのが勉強になりました。

(7)ODDのことについて,わかっていないところがありましたので,とても勉強になりました。対応の仕方について,これまで間違っていたこともわかりました。大きな声で対応することが多かったのと,自分の授業力の低さがあったのとで,子供に申し訳ない気持ちにさせてしまったと反省しています。学んだことを生かしていきたいです。特別支援に関する勉強をと同時に,授業力を高めるため,技量を高めるための学びを続けていきたいです。面談の時,生育歴や保護者の情報からのアセスメントをとるのと,方針を伝えること,よくなかったらすぐ修正という動き,とても勉強になりました。

(8)説明が具体的で大変参考になりました。久しぶりの学習会で、脳みそがさび付いている感じがしました。

(9)ODDへの対応を具体を知ることができ、大変勉強になりました。ありがとうございます。共感的理解と行動学習は、3学期から意識していきたいと思います。

(10)ODDの対応に苦慮している先生が私の学校にいます。今日学んだ、自尊感情を上げる。共感的理解と行動学習、信頼関係をつくる、小さな声で淡々と指示。といったことを伝えていこうと思います。また、休み明けからの自分自身の対応にもしっかり活かします。小柳先生の本を注文しました。