2020年9月6日日曜日

【報告】子どもの脳と心を守る 杉山登志郎ゼミナールin石狩




9月5日(土)15時からZoomにて
「杉山登志郎ゼミナールin石狩」を開催しました。

62名の方にご参加いただきました。
ありがとうございました。

子どもの発達を見ていくとき。
問題行動や困り感に対応するとき。
発達障害という括りだけでは説明しきれないことが増えています。

これまでの経験や固定概念だけではなく、
新しい知見と概念をもって子どもを見ることが必要です。

杉山先生はそのことを、
「トラウマのメガネで子どもを見る。」
という、重要な概念として示してくださいました。

そして、学校の役割について、何度も強調されていました。

参加者にとっても、新たな概念を提示していただき、
具体的な対応やトラウマ処理の手法とともに、
これからの指針となる重要なお話をいただきました。

また、NPO TOSS石狩の大田千穂先生から、
「ACE全体構造図」
の提案がありました。

杉山先生に、
「この内容をしっかり押さえれば、私の講座はいらない。」
とまでおっしゃっていただいた提案内容。

参加者の皆様にも
「全体構造図は本当に素晴らしいです。」
と感想をいただきました。

以下、報告です。

-----
杉山登志郎ゼミナールin石狩
テーマ「ACEを学ぶ 子どもの脳と心を守るために」

1 日時
  9月5日(土)15:00開始 18:00終了

2 会場
  Zoomによるオンラインセミナー

3 講師
  杉山 登志郎 先生
 (福井大学子どものこころの発達研究センター)

3 講座内容

  講座1『児童期逆境体験(ACE)とトラウマ』
  講座2『児童期逆境体験(ACE)を持つ親子への対応』
  講座3『ACE対応の全体構造を提案する』
  講座4『Q&A』

4 参加者

  63名
 (当日一般53名 事務局8名 講師1名)

5 参加者の感想(アンケートより抜粋)

(1)
驚きの連続でした。体罰で前頭前野が委縮、暴言で聴覚野が変形・・。フラッシュバックのつらさが嗜癖へと逃げさせる。それが寿命にまで影響する。これまで発達障害は「生まれつき」という認識でした。しかし、今日のお話を聞き、子育てしづらい世の中の縮図が、今の子どもたちの生きづらさを直撃しているような気がしました。「トラウマのめがね」をもって今後、子どもたちを見れば、子どもたちの一見理解できない行動の理由が見えてくるかもしれません。(教育関係者)

(2)
本日は、貴重なセミナーをありがとうございます。杉山先生のお話を2時間も、しかも自宅で受講できる大変貴重な機会に大変うれしく思いました。1つ目の講座では、トラウマに関する衝撃的なお話を聞き、少しゾッとしました。しかし、2つ目の講座を聞き、「きちんと教育を行う」ことをしっかりとやるぞと思いました。持ち場でできることを確実にやることの重要性を感じました。ありがとうございます。(教育関係者)

(3)
杉山先生のお話を伺う機会を作ってくださってありがとうございます。興味深いお話でとても引き込まれます。私は保護者ですが、小学校で相談員もしています。様々な子どもの安全に少しでも力になれればと思ってお話を伺いました。また、子どもだけでなく、支援の必要な親もたくさんいると感じています。どんな関わりでそれができるのか、試行錯誤しているところです。(保護者)

(4)
教育現場ではなかなか知る機会のない、貴重な知識を、たくさん教えていただきました。子ども達と日々関わっていく中で、感じる違和感がなんなのか、どうしたらいいのか分からず、手探りの日々でした。特にトラウマのめがねで子どもをみること、バタバタ体操・手動での両側刺激はすぐに使っていこうと思いました。私たちにできることは、きっとたくさんあって、知識や技術を得ることで、傷つく子ども達や保護者の力に少しでもなれたらと思います。それをどんどん実践していきたいと思います。ありがとうございました。(教育関係者)

(5)
前回のゼミに引き続き参加させていただきました。ACEを持つ親子への対応原則を知り驚きました。心にとめ子どもたちと向き合っていきたいと思います。TOSS石狩のみなさんの作成した全体構造図は本当に素晴らしいです。何度も見ながら実践につなげていきたいと思います。これまで準備いただき、ありがとうございます。このような機会を作っていただけたことに感謝しています。ありがとうございます。(教育関係者)